DNAは二本鎖
タンパク質を作るときにまず
DNAの二本のあいだの結合が剥がれてむき出しになり
DNAが鋳型になってRNAがつくられて
それを鋳型にしてたんばく質が作られるとか
簡単な入門書に書かれている
ということは実質必要な情報は二本のうちの一本だけで
他の一本は単に「蓋をしている」程度のものだ
しかしそこは二本鎖なので本来必要なものと同等の整備が揃っている
必要な一本の鎖からは必要なタンパク質ができて
不必要な対になる鎖からは何も出来ないのが一番考え易いのだが
非常にまれな偶然として何かできてしまう場合もあるだろうと思う
となると、何かのタンパク質を合成しようとすると必然的にもうひとつの何かのタンパク質が合成される
それは有用な対であるかもしれない
害を与えるなら病気の原因になるかもしれない
有用な対としては空想であるが
一方がそのようなものならば他方は必然的に対応するものでなければならないというケース
たとえば
母親の乳首と赤ん坊の唇、吸引反射
たとえば男女の性器
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男性にも一応乳首があるのもおもしろい