ETV特集「再建は可能か 社長たちの正念場」
経営再建か廃業か。土壇場の危機を迎えている長野県伊那の中小企業の社長たちに密着し、深刻な構造不況にあえぐ地域経済の現実をルポする。
先が見えない不況のなか、“下請け構造”に依存してきた全国の中小企業は苦しんでいる。かつて精密工業が盛んだった長野県伊那も、下請けの工賃が半額ほどに減り、経営が行き詰まる企業が急増している。経営再建か、廃業か。過酷な現実のなかで、ぎりぎりの模索を続ける中小零細企業の社長たちと、経営コンサルタント。その「対話」の現場にカメラを入れることで、“経済の収縮に、のたうちまわる地域社会”の現状を描き出す。
何もかも3割過剰な社会
伊那市は
シャッター通りを通り越して
閉じたシャッターが錆びている
横浜なら潮風で錆びるだろうが
山の中の伊那市で錆びるのは大変なことだ
働いても儲けにならない仕事で汗を流している
これをみると私などはいい時代を生きてきたのだと思う
循環しているのだからいつかはいい時代が来る
孫子のために伝えていこうと考えたい
どうせ赤字国債発行してお金を使うなら
300年先まで使えるようなインフラを作って
子孫にプレゼントしよう
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80歳まで生きるとして3割過剰なら
56歳だ
という意味にもとれる