天下り批判劇場

またまた天下り批判劇場である

個人的には役人の知り合いを見るとほとんどが勤勉で堅い立派な人だし
国のために働いているとはっきり自己犠牲的だし
動いている金額も赤字国債発行高とか
国の借金1000億円などと比較すると
小さな金額に過ぎないので
どうということでもなくて
例えて言えば天下り批判劇場にすぎないと思う
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正直に言わせてもらうと
この国は大病にかかっていて死にかけている
そのときに医者を責めてもしょうがない
医者を責めても病気は治らない
むしろきちんと治せとお願いするのが筋だろう
筋違いのことでこんなに怒らせていたら
また病気がひどくなる
そんなことは明白ではないか
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役人の世界よりもマスコミの方が問題だと何度も言ってきたし言われてきた
マスコミは全部無視である
役人の退職金などたかが知れている
マスコミで融通しあってきたお金のほうがどれだけ無駄か考えるべきだろう
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越後屋が悪代官の金銭浪費を見破って
料亭で悪代官に「どうだ」とせまる
すると悪代官は「おぬしも、悪よのう」と例のセリフを言って、
越後屋の息子がやっている高島田屋と暗黙の独占契約を結ぶ
そして以降は入札をするが全部高島田屋が落札する
そのようにして
秘密を握った人間は
悪の構図の内部の人間になる
あるいは消される
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最近は動かぬ証拠を握ったとしても
悪代官をゆするよりは国会で暴露したほうが利益があると思うらしい
それも不思議なことで
どうしてそのような利益衡量になるのか分からない
国会議員としてテレビに写っているような人たちは
身内に役人などいくらもいて
悪代官一族の代表または小使いとして国会に集まっているのだ
それをあんなふうに劇場的に批判できるのは恐るべきことだというしかない
「一族郎党は悲しんでいるぞ」
そして彼らを国会という場所に押し上げたのは何より
税金だったり戦後のどさくさだったり祖父の世代の政商的動きだったりと
あまりほめられた経緯ではないはずだ
ちゃっかり儲けていたのだ
当事者だからよく知っているのだ
それをいまばらしている
真面目な人ならば地味に役人をしているはずで
地味で納まり切れないからテレビで何か言っているはず
舛添氏と舛添元婦人と村木さんを比較すると歴然である
今度の事件で村木さんは有名になったから
次の選挙で、検察を変えると叫んで立候補すれば旋風になるだろうが
多分そんなことはしない
そんなわけで
天下り批判劇場を批判したい