感覚運動的段階(0歳~2歳頃まで)……乳児期の思考段階で、五感の感覚や運動の動作によって外界を感触的・体感的に理解しようとしている段階。
前操作的段階(自己中心的段階,2歳~7歳頃まで)……幼児期の思考段階で、2~4歳頃までは客観的根拠のない『象徴的思考』がメインとなり、4~7歳頃では言語機能は発達するものの概念(知覚できない一般的な概念)を用いた論理的思考はできず、知覚した事物を中心に考える『直観的思考』がメインとなる。この段階の幼児は、他者の視点・立場から物事を考えることが難しく、その意味を込めて『自己中心的段階』と呼ばれることもある。
操作的段階・具体的操作期(7歳~12歳頃まで)……7歳以上の児童期になると、論理的思考である操作ができるようになるが、『具体的な事物・状況』がないと論理的思考を行う事はできない。これは後に述べる『保存概念』の発達と関係しているが、児童期の段階では『物事の考え方・視点』という意味でまだ完全に自己中心性を抜け切れていないのである。
操作的段階・形式的操作期(12歳以降)……12歳以上になると思考の基本機能は成人とほぼ同一になり、『具体的な事物・状況』が目の前になくても表象(内的イメージ)を用いて自由に論理的思考を行えるようになる。『保存概念』も十分に発達して、『自分以外の他者の視点・マクロな地球的(宇宙的)視点』から多面的に対象・問題について思考することが可能になる。
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外界を脳に転写していく段階
最終的には外界が脳に転写されるので
脳の中だけで現実のシミュレーションができるようになる
しかし一方で脳から全操作的段階が削除されてしまうわけではなくて
しっかり全部残っている
それが脳のすごいところだし困ったところだ
ときどき、何くわぬ顔で、おもてに顔を出す
頭がイイと
このように、全操作的段階を操作的段階に混ぜる技術も高等になるので、対応困難