箸の使い方が美しくないと言っても、
要するに、食べられればそれでいいわけで、
自分なりに合理的な箸の使い方をしているだけなのだと思う。
これは性格に似ていて、
人に対するとき、どのような戦略でいくかということは、
その人なりの事情もあって、標準的でない対応をする場合があるのだろう。
それが固定していくと、性格の偏りになる。
箸の使い方がすこし標準でないのと同じだ。
しかし自分なりに一番やりやすいのだし、
それでいいと思っているのだから、
他人が何かいうことでもない。
でも、もし自分の姿を鏡で見る機会があり、
さらに、違う箸の持ち方があることを知れば、
違う持ち方をしてみようという気になるかもしれない。
性格も同じで、
自分を客観的に見る機会があり、
自分の行動パターンや感情パターンとは違うパターンも可能なのだと知れば、
どうだろうかと思う。
性格を映す鏡もないし、
別の性格と言っても、すぐには難しいけれども。
それに、箸の使い方と同じで、
とりあえず間に合っているのだから、
他人が何か言うことでもない。