21000円で刊行。
まず項目見出しだけ見て、自分なら何を書くか考えてみたらいいのではないでしょうか。
倫理学というよりは、もっと広く、
新聞の人生相談のような項目も多く収録されています。
もっとも、「いかに生きるか」と問いをたててしまえば、
倫理学の教授先生たちはこの世の中で、
「よく生きている」人たちでもないし、
「適応がうまい」人でもないので、
全く期待できません。
また執筆者を取り替えて、現代で「勝ち組」の人たちに
何か書いてもらったとしても、
自分はどうして「勝ち残った」のか、分析はできないでしょう。
ずれた話を聞かされるのがせいぜいです。
どんな動機でこの本に興味を持つか、
不明ですが、
この本を手にした時点で、
あなたが環境への適応に失敗していることは
明らかなようです。
そのうえに21000円のお金を捨てるのですから、
困ったものです。