秋冬になりました
京都では紅葉の盛り、
東京では銀杏はまだ少し先の様子
このころになるとうつの人は一層辛い
辛い一部が
起きたらすぐに陽が沈むこと
メラトニンの問題は以前から言われていて
ロゼレムなどの薬も発売されている
だから太陽を浴びることはとっても大事なのだけれど
秋冬シーズンのうつの人はそれが出来なくなる
ベッドから出たらすぐに
日が暮れてしまうのは例えれば
あの陰鬱な国ロシアに生まれ
長ったらしいロシア語を話さなければならない少女
お父さんの名前もあまりに長く面倒くさい
朝起きているのに曇り空ですぐに暗くなる
アル中と自殺と暴力に胸が塞がる
未来にはいいことがひつもない
ドストエフスキーとソルジェニーツィンとタルコフスキーでは
美しさを自責するしかない
というような切なさである
ーー
あさ、目覚ましが鳴ったら一旦起きて着替えをして
近くの公園を一回りして
新しい酸素を吸って日光を浴びましょうと
すごく健康そうな精神科医に言われると
がっくり来るのだ