うぬぼれと一目惚れ

うぬぼれはナルシスナル君の得意である

うぬは自分ということで
自分に惚れるということだ
他人が介在する余地が無いから
どうしようもない
どうしようもないのだが
ほれる力があり方法を知っていることは確認できる
ときどきは惚れる力を自分にではなく異性に向ける
その時たいてい一目惚れになる
相手がどう思っているか関係なし
惚れる能力が強力であるから
うぬぼれも一目惚れも成立するのである
これを
うぬぼれを異性に投影して依然として自惚れているだけで
他者愛ではないのだと説明される
たしかに一目惚れは理由もなく惚れるので
投影であることは間違いない
たいていは理想化である
そして徐々に進行する幻滅が進行する
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一目惚れされた側の事情で言うと
それはうぬぼれを大きく満足させてくれる
自己愛備給基地ができたと考える
しかし幻影である理想化が剥がれ落ちて幻滅するプロセスで
自己愛備給の引き上げが起こり
そこで自己愛が大きく傷つく
そのあと自己認知が非現実的に歪む
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高校生位にこのあたりの心理学は教えておいたほうがいいような気がする
見た目のいい子とか目立つ子から傷ついて
社会全体の活力がそがれる