後輩が結構深刻に憂えて言うには
現代社会はエロスをただで消費する社会なのだという
個室でネットにつながっていたり
ビデオ装置があったりすると
もう異性は要らないのだという
私はそのたぐいの話には疎いので知らないのだが
後輩によればいろいろあるのだとのこと
エロスの装置は
子供を産んで責任をもつということの重さをすっかり忘れさせる道具立てだ
さあ、子供をつくろう、というわけではない場合も多いと聞く
エロスはDNA保存のために脳をだます
DNAによるDNAのためのしかけだ
ところが最近はエロスだけが分離している
アメリカだとネットだけでは我慢できなくて
具体的な行動になるらしいが
アジア地域の黄色人種の場合にはそれほど元気がなくて
一応、もういい、となるらしい
タイなどでは知識階級の男色があからさまらしい
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よく知らないで推測するのだが
イタリア人の地域はどうしてあんなに陽気にできるのかというと
カトリック教会とか大家族とか貴族とか
大人の道具立てがそろっているからだと思う
陽気さを覚ます道具立て
昔、WHOとかで知り合ったイタリアの貴族が
夏に別荘を使っていいというので行ったら
ほとんどお城だった
この国は革命が起こっていないのだと思いだした