紅葉を撮影しようと思ったら常緑樹が映っている
常なるものは大切だ
いつも同じ場所で同じ診察室で同じ治療者がいて
同じ服装で同じ顔で同じ口調で同じタイミングで同じ質問をする
その答えを聞いて
はじめて診断ができる
お医者さんのほうがくるくると変わっていたのでは
診断もうまくできない
ラボデータで糖尿病とかの診断をするのとは違うのだから
診察の場所も人も診断装置なのだ
だから紅葉みたいにくるくる変わっていては精度が上がらない
この場所で自分がこのタイミングでこれを聞いたときにこう答える
その経験が積み重なり創造的な診断に至る
そのためには同じ場所で同じ態度で10年が必要だろうと思う