全力疾走の快感

全力疾走の快感を思い出したい。

それは全能感やふくれあがった自我や
過剰な自愛や誇大な思い上がりではなく

ただ現実に直接に触れ
生き物としての根源を確かめること。
この世界で私は円満に需要されていると
感覚すること。

私の定義するよい生き方に向けて
全力で走ること。
走ったあとにはその跡が線となって見える。
風を切る感覚が好きで
私はまた走る。