内因性脳内バイアグラ状態
私としては『ああ、この人とは妙に気持ちがつながる』と納得したりしている
この人は私を奇妙に読み取りなぞる
わたしも奇妙に読み取りなぞる
その言葉と指の一ミリ一ミリの動きが私にはたまらない
うっとりする
脳内バイアグラがまたしても放出される
それは実際愛撫のようでこの感応に官能が我慢できるとは思えない
そこ!というその場所に、正確に触れ、はずすことがない
あと一ミリと思う瞬間に、その場所を撫でている
もう一度と思うとすでにもう一度撫でている
私も自分の思うとおりに撫でていると
よく反応してくれる
好きという感情、惚れるという感情はこんなものなのかと
いまさらのように開眼する
エロス
魂の片割れ
解釈としては
たぶん投影
一目見てこの人について何も情報がないときにすでに惚れているのだから
私が他の人にではなくこの人に激しく反応するのはなぜか?
私がこのように反応した女はいないと思ってしまい
私にこのように反応した女はいないと思ってしまう
私の側の悶えを彼女は読み取って反応している
そのキャッチボールは実際見事でめくるめく
どうしたものか
血迷う
話しているだけで深く満足する