マニック・ディフェンス 躁的防衛

大大大好きなおばあちゃんが危篤に近い重篤な病気

兄弟とか親戚が集合している年末らしい
さて、それなのにこの人はマニックである
遠距離のお見舞いもし
仕事も新しいプロジェクトを引き受け
子供の病気治療に走りまわり
年末なのでお部屋の掃除もし
昔の友人と海外でのお楽しみもしっかりと計画し
悲しみのさなか、あるいは喪失が目前に迫っているのに、
何故か全速力で走っている
そして不眠
こんな感じはマニック・ディフェンスだと思うのだけれど
もちろん基本には喪失を予感しての抑鬱リハーサルがあるわけです
それが根底にあって、しかし現実を乗り切るためにおもいっきり、マニー側にシフトしている
それが分かったとして、さて、抗鬱剤は使うべきなのかどうか
基本にある、あるいは根底にあるうつには有効だけれど
マニックディフェンスをむしろ保存して助長してしまうのかどうか
あるいはマニックディフェンスを抑制してうつがむき出しになり
そこから回復過程が進行するのか
そうだとして患者さんはそのことを受け入れられるのか
薬のせいで活動が鈍くなり
私は損をしていると感じてしまう