過食嘔吐は病気であって、それを抱えながら人生を生きるのは
ずいぶん大変なことなのだとまず理解しよう
過食嘔吐のあとでたいていは『後悔』する
なぜか
頭痛では『後悔』しない
なぜか
ーー
頭痛は病気だとみんな思っているから仕方がないと諦められるし
治療しなくてはいけないと自然に思える
ところが過食嘔吐については
食べること自体は随意的・意識的動作なので
極端に言えば、過食嘔吐を後悔するなら『やめればいいだけだ』と言われてしまいそうだ
同じ心理から『後悔』する
そこの認識をまず訂正して、
過食嘔吐は頭痛と同じで、『病気だから治療する』と考えよう
過食嘔吐が起こっても、
これは病気の症状が起こってしまっているので、私の責任ではない
はやく治そうと考える
頭痛の発作と同じである
ーー
ただ生きるだけでも結構大変なのに
過食嘔吐を抱えながら生きることは負担が大きすぎる
自分の人生がつらすぎる
ーー
発作と同じなのだから
脳の発作を止めるお薬が効きそうな人が一定数いる
突然起こり、起こったら止められず、最後まで経験するしかない、そのようなもの
そして治療すべきもの
頭痛のない人生を考えてみよう
過食嘔吐のない人生を考えてみよう