Aさんは46歳。大手企業で初めて女性の部長になった。
Aさんの会社では、30代の女性社員を中心に、産休や育休を取って家庭と両立させながら働く女性社員が増えた。喜ばしいことだ。ところが、その“しわ寄せ”が、Aさんの元へ来ているというのである。
「どういう訳か、私の部署には次々と女性社員が送り込まれるんですが、彼女たちが入れ替わりで産休だの育休だのに入ってしまうんです。常に誰かがいない状態が続いていて、一体いつになったらフルメンバーで仕事ができるのかと絶望的な気持ちになります」
「上には、『これ以上女性を送り込むのはやめてくれ』と直訴したい気持ちは山々ですけど、そんなこと絶対に言えません。女の私が、それを言ったら最後。口が裂けたって言えない。でも、本当に穴を埋めるだけで大変なんです。たまりませんよね」
「あと女性の部下って、甘えるんですよ。仕事のことだけじゃなく、プライベートのことまで相談してくることが多いんですけど、何というか、友達感覚みたいなところがあって、中には、『いつ子供を産んだらいいでしょうか?』なんてことまで相談してくる部下もいますからね。友達っていうよりも、お母さんと勘違いしているのかもしれません」
「まぁ、相談されるのは上司の立場としては、喜ぶべきことなんでしょうけど、仕事のアドバイスはできてもプライベート、特に子供のことは無責任なことは言えないから、あんまり相談されても困るんです。それでこっちも少しばかり距離を置いたり、素っ気ない態度を取ったりすることがある。すると今度は、怖いとか、女性部下だけに厳しいとか、あっちこっちで文句を言い出して、しまいには反発するようになる。だから、正直な話、女性部下は面倒くさいんです」
Aさんのように、言葉は悪いが「女性部下を押し付けられる」状態に苦悩している女性管理職はほかにもいた。
ある女性は、「女性は女性上司の方がいいだろう」と女性の新入社員の全員を任され、ある女性は、「子供がいる女性の扱いはキミの方がいいだろう」と一気に3人のママさん社員を託された。
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という記事なのであるが、
本当に穴を埋めるだけで大変なんです。たまりませんよね
という言葉の並べ方は、R18のような気がする
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ここでも、面接室と同様に擬似的母子関係が語られているので興味深かった