むつごとも まだつきなくに 明けぬめり いづらは秋の 長してふ夜は 凡河内躬恒

むつごとも  まだつきなくに  明けぬめり  いづらは秋の  長してふ夜は 凡河内躬恒
睦言もまだ尽きないのに夜が明けてしまったようだ、いったいどこに行ったのか、長いと言われる秋の夜は
いづら ・・・ さあ、どこに
「月が無い」ということを掛けている
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ぜんぜん、長くないぜ、
というわけだ
ゆっくり話もできなかったな なんて言ってる
でも 凡河内躬恒って どちらかと言えば 長電話しそう
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秋の夜を 長しと言へど 積もりにし 恋を尽せば 短くありけり 万葉集
積もりにし 恋を尽せば 短くありけり
さすが万葉集は熱いです 当時は素手でしょうからね
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秋の夜も  名のみなりけり  あふと言へば  ことぞともなく  明けぬるものを 小野小町
ことぞともなく ・・・ あっけなく
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長しとも  思ひぞはてぬ  昔より  あふ人からの  秋の夜なれば 凡河内躬恒
あなたに逢っている間は長くてたまらないとは思いません、昔から、逢う人によって感じ方が変わる秋の夜だといいますから