人間は自分の人生について
過剰な期待と
過剰な失望と
両方を順番に経験するものだと思う
このゆれが少ないのは現実把握のいい人で
揺れが大きいのは夢を見がちな乙女さんだと思う
期待と失望は最初は親との間で形成される
親が60位を要求して70位を達成すれば、今後のことにも期待が持てると、みんなで意気込む
達成が50にとどまれば、あまり要求してもいけないのだと、失望感が広がる
これが人生の最初の成功・挫折の体験だろう
このあたりから始まって
目標と達成と挫折を反復する
しばらく生きていくうちに自分の癖が分かってくる
目標が高すぎる人、低すぎる人、
成功を夢見すぎる人、挫折を恐怖する人、いろいろだ
名家に生まれた人は期待が大きくてなかなか大変である
何でもない家に生まれた人は期待は一ヶ月くらいで期待もなくなるから気楽でもある
優秀な人たちは自分について小さな成功では喜べないこともある
また周囲の人についても小さな成功を褒めてあげられない場合がある
優秀な親というものは子どもにとって難物である