中川財務・金融相、G7後の記者会見で失態

とても暖かくて老体にはありがたいと喜んでいたら
明日から寒くなるそうだ
冬将軍が再度南下と言っていた
明日は再度厚いコートにする

中川財務・金融相、G7後の記者会見で、
もうろう状態、あるいは一時的な居眠りなどと言われている件、
本人が風邪薬その他だと釈明。
海外メディアが大きく流して話が大きくなってしまった。

それにしても大事なのはG7での話の内容で、どんな成果があったのか、
どんな問題点があったのか、
表面的に「一致協力して危機に当たろう」なんて言うだけのために集まっても仕方がないのだから
何を話し合って、何が問題だったのか、そしてこれからどうなる可能性があるのか、
報道の内容としては知りたい。

それが泥酔していたのではないかと野党からの追及があり、
いつものようにそれを繰り返しているだけでニュースの時間が終わってしまう。
財務省が知らしむべからずで臨んでいるならそれはそれでいいと思うが
その範囲でマスコミとして分析できるところを報道してもらいたいと思う。

大臣というものがどれだけの権能を有しているか考えるが
中川氏のような場合には
財務省に説明を受けてそれに積極的に方針指示を与えるほどの見識があるとも考えられない。
そのような人が代々大臣をやっているということが政治の貧困なのだと思う。
しかし大臣変更のたびに方針が変わっても困る面もあり、困ったものだ。

中川氏がクリアーしてきたのは、まず当選回数である。
政策提案能力があるとか、調整能力があるとか、そんなことは大臣の基準にならない。
ただ当選回数。そして順番。
たとえばここ20年ずっと議員で当選回数6回だったとして、
情勢も変われば、政治テーマも変わるのだから、
直近の選挙でどのような提案をしてそれが国民にどの程度支持されたかとか、
そのような基準の方が分かりやすい大臣資格のように思われるが、
そうなってはいない。

素人が大臣になることの意味もないではない。
日本国民程度の国民の大臣である。この程度だという話もある。
しかしそれは損失というものだろう。
公平に見て麻生氏も中川氏もそれぞれの立場でよく勉強はしているし、
努力はしていると思う。
なかなかあのように頭に数字を詰め込むことはできない。それだけで大変な努力である。
しかしそれだけでは国の未来を作ることはできない。
国の未来を財務省がデッサンしているのであれば、
それをきちんと検証したいものだと思う。

いつも漢字が読めないとか泥酔していたとか目くらましである。
漢字が読めないのも泥酔する癖があるのもずっと前から分かっていたことではないかとの
論評はたくさんある。

そしてちょうどこのタイミングで10〜12月期の国内総生産(GDP)速報で年率にしてマイナス12.7パーセントと言うからこれはかなり驚き。
そしてさらに麻生支持率が日テレ調べで10%を割り込み、
テレ朝調べでは14%程度という。
1~3月期はもっと悪いだろうと言われている。
麻生氏は「今回の不況は大騒ぎするようなものだとは思えない」と語ったりもしていて、
いよいよまずい。