自分史・日記療法

自分史を作る
うつ病でもパニック障害でもいいですが、
自分史を一度まとめてみたらどうかと思います。
細かすぎる必要はありません。

まず、ざっと年表を作って、自分や家族に何が起こったかを記入します。
そしてそしてぞれのトピックスを考えます。
地震があったとき、おじいちゃんが死んだとき、何を考えたかというように、「その頃」を思い出すタイプ。
「祖父とわたしと将棋」や「母の庭いじり」などというようにある程度の年月にわたるテーマ。
生々しい人間関係になりますが、「父と母」とか「祖母と母」などでもいいと思います。
高校時代に部活動をしたらそのことをまとめてもいいですし、
初恋から最近の恋まで、恋をテーマにしてもいいでしょう。
仕事の経験から何を学んだかもいいテーマとなります。

これらのことを「自己分析」する必要はありません。
自己分析しようとすれば、自分の分析の結果に都合のいい題材を選んでしまうものです。
そうではなく、
ここでは、ただ思い出して、記録しておくというだけでいいことにしましょう。
それだけで充分に心は癒されるものなのです。

日々のことならば日記療法になります。

日記を書くことがなぜ心の治療になるのかといえば、
日記を書く人は少なくとも自分の生きた時間について客観的に考えて書くからです。

ただ怒る、思う、ということと、書くということとの間には、かなりのプロセスがあります。
そこを乗り越えなければ書けないのです。

だから書くことに意味があるのです。