ベクレル軍曹

ベクレルと聞けばベクレル軍曹を思い出し はちきれそうな君の胸と腰を思い出す シーベルトと聞けば へそを覆っていた柔らかな半透明の布を思い出す 君の柔毛は放射能のようだった


君は自分があまりに美しいことを後悔してほしい

私は思うのだが 私が泣いていると同じくらい 君に泣いてほしい もちろん、私が君を求めているほど君は私を求めていない それは知っている しかし君ゆえに私がどんなに大きな苦しみの石を背負っているか、君には分かるはずだ 自分が … Read more 君は自分があまりに美しいことを後悔してほしい


もうすぐ桜だというのにちっともうきうきしないのは

梅がどうなったかもすっかり興味が無くなって、もうすぐ桜だというのにちっともうきうきしないのは、地震のせいなのか、歳のせいなのか。沈丁花の香りも過ぎたような気がする。スーパーの営業時間がすこしずつ長くなり、駅前では歌手の卵 … Read more もうすぐ桜だというのにちっともうきうきしないのは