吉野

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現代でも、一時的な出家があればいいと思うがどうだろう

世のうきめ  見えぬ山ぢへ  入らむには  思ふ人こそ  ほだしなりけれこの世のつらいことが見えない山の中に入るには、愛しく思う人こそが足かせであるーーーーーあしひきの  山のまにまに  隠れなむ  うき世の中は  あるかひもなし山の中に隠...
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想い染めたが恋のもと

三吉野の 色珍しい草中に迷いこんだる蝶ひとつ想い染めたが恋のもとたとえ焦がれて死すればとて鮎に愛もつ鮨桶のしめて固めた二世の縁二つ枕の花の里「義経千本桜」享保四年(1747)鮨屋の段より釣瓶鮨屋の一人娘お里が、今宵祝言と楽しみにしていた手代...
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みよしのの 山の白雪 踏み分けて 入りにし人の おとづれもせぬ 壬生忠岑

みよしのの 山の白雪 踏み分けて 入りにし人の おとづれもせぬ 壬生忠岑(みぶのただみね)俗世を逃れてみ吉野の山の白雪を踏み分けて出家した人は、便りもくれない*****み吉野の 山のあなたに 宿もがな 世の憂き時の かくれがにせむ吉野山の向...