万里悲秋常作客百年多病独登台
登高(とうこう) 杜甫(盛唐) 風急天高猿嘯哀(かぜ きゅうに てんたかくして えんしょう かなし) 渚清沙白鳥飛廻(なぎさ きよく すな しろくして とり とびめぐる) 無辺落木蕭蕭下(むへんの らくぼくは しょうし … Read more 万里悲秋常作客百年多病独登台
登高(とうこう) 杜甫(盛唐) 風急天高猿嘯哀(かぜ きゅうに てんたかくして えんしょう かなし) 渚清沙白鳥飛廻(なぎさ きよく すな しろくして とり とびめぐる) 無辺落木蕭蕭下(むへんの らくぼくは しょうし … Read more 万里悲秋常作客百年多病独登台
こんないい加減で、なあなあな世界で まともな正義感を持続していることは 実質的には困難である しかしその中でやはり 普通程度の正義感を維持している人がいて 世間からは浮いてしまい 自分を異常な正義感の人間と定義している … Read more 異常な正義感という病気
自分などいないほうがいい 自分など人類のDNAの余計ものだ 患者さんはそう考えることがある ーー しかし人類、もっとさかのぼって生物の生殖の歴史を考えると いまそこであなたがDNAを消滅させてしまうのがいいこととは考えら … Read more 「自分などいないほうがいい」のかどうか
原初的な思考に立ち返り考えると 右脳と左脳が構造として形態として完全に対称的であることは 機能としても対称的であろうと 予想する 右肺と左肺で機能が違うとは言われていない 右腎と左腎でも機能分化はしていない 右膝と左膝で … Read more 右脳と左脳
解離性障害という診断名を抑圧する社会と抑圧しない社会は 何が違うのだろう 抑圧しても特段の不都合もないと思われる ーー 診断は排除の記号でもあるし救済の記号でもある 中枢からは排除するという確定命令である 一方、辺縁の一 … Read more 解離性障害という診断名を抑圧する社会と抑圧しない社会
自分にとって何が価値あるものであるかということが価値観である 価値観にしたがって 時間、お金、精力を注ぎ込む 価値観が客観的にあるわけではないから 時間、お金、精力などをどの順で注ぎ込むかによって 価値観を推定することが … Read more 価値観
世界をこのままでよいよいと肯定する宗教は案外多くないのかもしれない 不幸も病気も災害も死も説明する必要があるので この世界はこのままでいいとは言いにくいところがある 仏教でもキリスト教でも この世界を過剰に肯定する事はな … Read more 大肯定の大宗教
定型的で古典的な精神病はみんなよく似ている 一階建て部分がきちんと出来ていて 二階部分が壊れているタイプだからだ 最近のよく分からないタイプの精神の変調は 一階建て部分がすでに壊れていて しかし誰も修正せずにそのままにし … Read more 精神病二階建て論
気分の波は誰にでもあるが 普通の波と病気の波はどのようにして 見分けたらいいのかと きかれる ーー むしろ、波がなくてフラットだという人がいたら、その方がずっと病気だろう ーー 昔は病気による波と、普通の気分の波と、違う … Read more 普通の波と病気の波