八木重吉

涙 めを つぶればあついなみだがでる 素朴(そぼく)な琴(こと) この明るさのなかへひとつの素朴な琴をおけば秋の美くしさに耐えかね琴はしずかに鳴りいだすだろう 響(ひびき) 秋はあかるくなりきったこの明るさの奥にしずかな … Read more 八木重吉