相手にされなかったことがある

後輩が書いたのですが

それを縮めて書き直しました
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いまはもう僕は僕の人生を歩いていこうと自然に思えるけれど
昔あなたに相手にされなかったことがある
僕はあなたに何度も告白した
あなたはいつも「ありがとう」と言った
僕はあなたに何度も手紙を書いた
あなたは返事をくれなかった
当時は悩んだけれど
いまはあなたの立場も理解できる
僕はあなたときっぱりと決別してずっと先まで歩いていく
ときどき夢を見るが不思議と思うだけで一日くらいで忘れられる
僕の好きだという気持ちだけがあってそこからは一ミリも進まなかった
僕の自己愛はあなたから何の供給も受けなかった
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愛するから愛されて
取引のように関係が続いていくのも一つの愛だろう
天秤の両側におもりが少しずつ増えていく
愛されなくても愛しています
邪魔にならないように
というのも一つの愛だろう
相手を縛ることもない要求することもない
その状態を恋愛とは言わないが
しかしそのような状態の二人がそのような状態でお互いを思い合うならば
とても素晴らしい恋愛になるだろう
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どうして恋愛は一瞬のうちに母親と息子になってしまうのか不思議