様々な正義
戦場で上官の命令に従い敵の銃を奪って敵を殺したという場合の
是非について考えるに当たっては
人を殺すな
国家を守れ
家族を守れ
上官の命令に従え
他人のものを奪うな
などいろいろな立場が成立する
法律を運用して何かの結論を出すためには
どの立場で
どれだけの視野でものを見るかが大切である
逆に法律で勝つには
自分の立場で勝てる立場はどこか
勝てるフィールドはどこかを
見極める
要するに多元的な正義がある
たとえば裁判で勝つのか負けるのかは
裁判官がどの観点に立つかを政治力によって決定すればいいだけのことだ
そのあとは論理力によって結果まで展開することができる
結局どのレベルの正義によって立つかを選ぶのは政治力である