ペットが大事なのは

ペットが大事なのは

いろいろな側面があると思うが
そのひとつは養育本能の満足なのだろうと思う
頼られることが満足をもたらす
子どもでもアル中の夫でもギャンブル好きの愛人でも
その中では相手が猫ならば合理的な選択だろう
わたしが ペットを飼っている人を 基本的に信頼しているのは
ペットをほったらかして 気ままな旅に出たりしない性格だろうと 推測するからだ
もちろん 家族などで 住んでいれば 旅行も自由だが
ひとり暮らしで 近所にあずける人もなくて 飼っている人は
かなり信頼できる人だろうと思う
ペットホテルもペット同伴可能なホテルもあるわけだけれど
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ペットという存在は 養育されることが自然であるという 本能を持っているらしい
いつまでも子どもの特性を持っていると言えばいいのだろうか
その点では 人間の側の養育本能と
ペットの側の養育される本能が一致していて幸福だ
ペットロスという形で破局は訪れる
どうしても人間のほうが長生きだからだ
亀などをペットにすればペットロスは回避できるが
亀は人になつくのだろうか
昔研究室で緑亀の飼育をしている先輩がいた
亀の網膜の色覚細胞は人間より一個多くて
とかそんな研究をしていた
いったいどんな風に見えるんですかと
答えようがないことを知っていてからかった
亀を実験に使っていても実益はなかったが
ウナギを使った先輩は多少の実益があった
食べるのだが
しかしそんなにうまくはできない
やはりうなぎ屋に行った方がいいということで
みんな関心がなくなり
その先輩もウナギの飼育をやめた
飼育というか生魚を買ってきて神経を切ってその変性を見る
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最近、日比谷公園の池に亀が住んでいる
食べられないのか心配だ
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スッポンと池にいる亀はかなり違うものなのだろうか
味付けでごまかせるなら
日比谷あたりの中華屋でスッポン料理になっているかもしれない
スッポン料理は「類感呪術」の一種だと思うが
食べると実際に体がぽかぽかして
あたたかくなる
一緒だった女性は わたしは食べないと言って わたしが二人分食べた