自殺者、1~6月で1万7000人超 年間で過去最悪も
今年1~6月に全国で自殺したのは1万7076人(暫定値)で、前年同期より768人(4.7%)増えたことが27日、警察庁のまとめで分かった。すべての月で前年を上回り、高止まりの状態が続いている。専門家は「年間の自殺者数が過去最悪になりかねない」と指摘、早急な対策を求めている。
1~6月の自殺者は男性が1万2222人で71.6%を占める。都道府県別でみると、東京の1569人が最も多く、大阪(1057人)、埼玉(971人)、神奈川(938人)などが続いている。
前年同期からの増加率が最も大きかったのは51.3%増の沖縄(227人)。30.2%増の山口(237人)、21.6%増の高知(135人)なども目立った。 (19:42)