夏の終わりに花火の写真などを整理する
人生のいろいろなときの花火が思い起こされる
隣に座った人がうちわで扇いでくれた
河原で見たこともあった
音だけ聞いて何かしていたこともあった
高層ビルから見たこともあり 満員の橋の上から眺めたこともあり
夏の終わりは 夏休みの終わりとか 祭りの終わりとかと 関係しているようで
人生が終わるとき 人生の各場面が 花火の写真のように巡るのかと思う
夏は、夜。花火のいとおかし。人のざわめき、浮ついた心。浴衣、団扇、氷水、懐かしい親戚。
過ぎた夏を思い重ねるもまたいとおかし。実らぬ恋はさらなり。東京の夜こそ哀し。