2009-08

未分類

身は捨てつ 心をだにも はふらさじ つひにはいかが なると知るべく  藤原興風

身は捨てつ  心をだにも  はふらさじ  つひにはいかが  なると知るべく  藤原興風 藤原興風は古今集に17首収録されている。読み人知らずの意味不明歌でもないはず。はふらさじ ・・・ 離さない、葬り去らせない (はぶる:放る/葬る)この身...
未分類

何をして 身のいたづらに 老いぬらむ 年の思はむ ことぞやさしき

何をして  身のいたづらに  老いぬらむ  年の思はむ  ことぞやさしき何をしてこの身は無駄に老いてしまったのだろう、「年」がそれをどう思うかと想像すると身が細る思いだ「やさしき」の語は「身が細る」「身が細るほど恥ずかしい」で、心根が優しい...
未分類

核廃絶への道

NHKで高校野球の時間が終わったと思ったら核問題についての長い議論仕事も一段落して、お酒の時間になったので、いろんな感想というか妄想がでた無責任に紹介すると以下のようだ何だか人の話を聞かないでまくし立てる「いつもの人たち」のような人もいて大...
未分類

この世・都・憂き世ーーー山・山里・出家ーーーあの世・浄土

やよやまて  山郭公  ことづてむ  我れ世の中に  住みわびぬとよちょっと待って、山に帰るホトトギスよ、お前に言伝を頼みましょう、私はもう世の中に住むのがいやになったとーーーーー山里は  もののわびしき  ことこそあれ  世の憂きよりは ...
未分類

つれもなき 人を恋ふとて 山彦の 答へするまで なげきつるかな

つれもなき  人を恋ふとて  山彦の  答へするまで  なげきつるかな 冷たい人だけれども恋しくて、山彦が答えるほど大きなため息をついてしまったよ ーーーーーうちわびて  よばはむ声に  山彦の  答へぬ山は  あらじとぞ思ふつらい気持ちで...
未分類

豪雨

豪雨のせいでアジ、サバ、サンマなど大衆魚の卸値が軒並み1~5割高騰と出ている。それとも知らず、売れ残りで赤札の、サンマの醤油煮を食べたらおいしかった。野菜も高くなるらしいが、わたしは野菜はもともと食べないので関係ない。スーパーでの値段と言え...
未分類

世の中の うきたびごとに 身を投げば 深き谷こそ 浅くなりなめ

世の中の  うきたびごとに  身を投げば  深き谷こそ  浅くなりなめ   世の中が辛いと思うたびに身投げをしたなら、いくら深い谷でも浅くなるだろう昔からこうでしょうか。
未分類

現代でも、一時的な出家があればいいと思うがどうだろう

世のうきめ  見えぬ山ぢへ  入らむには  思ふ人こそ  ほだしなりけれこの世のつらいことが見えない山の中に入るには、愛しく思う人こそが足かせであるーーーーーあしひきの  山のまにまに  隠れなむ  うき世の中は  あるかひもなし山の中に隠...
未分類

風吹けど ところも去らぬ 白雲は 世をへて落つる 水にぞありける

風吹けど  ところも去らぬ  白雲は  世をへて落つる  水にぞありける凡河内躬恒風が吹いても場所を移動しない白雲は、昔から落ち続ける水であったのだ比叡の山なる音羽の滝について詠んだ歌であるーーーーーそのまんまで読めばそのまんまで実に下らな...
未分類

風吹けば 峰にわかるる 白雲の 絶えてつれなき 君が心か 壬生忠岑

風吹けば  峰にわかるる  白雲の  絶えてつれなき  君が心か壬生忠岑これなどは実に古典的 現代語への翻訳さえいらない白雲は峰から離れて二度と帰らない君の心も私から離れて二度と帰らないこころの外の風景を語りこころの内の苦しさを語るこころの...