役所広司が出て葉月が出るというので見てみる
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幽霊の霊とかスピリットとか
久しぶりに考える
たとえば隣の部屋に誰かいるなという感覚
実体的意識性 Jaspers K. leibhaftige Bewusstheit
そこに現実に物体が実在すれば普通の知覚である
そこに物体がなければ実体的意識性だけがあることになり
それを霊とかスピリットと言ってもいいのだろう
たとえばここに机はないけれど
意識の中には
机にまつわる「机性」とか「机らしさ」とかが
実体とは別にそこに存在するということもある
実物があるけれど実在性がない場合には
もののものらしさが希薄になる
用語でいう離人感とかがそれにあたる
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このような
物事の把握の仕方は洋の東西を問わず時代を通じて一貫しているのはなぜだろうと不思議に思う
それだけ一貫しているし
しかし物理学的特性ではないから
脳の特性を反映しているのだろう