よくみられる認知の歪み
1 ) 自己関連づけ(personalization )
悪い出来事をすべて自分の責任にする.
(例) 子どもが希望校に進めなかったのは, すべて自分の養教育が悪かったと思う
2 ) 二分割思考(dichotomous thinking)
常に白黒をはっきりさせ, 中問の灰色がない.
(例) 完全でないと失敗と考える.
3 ) 選択的抽出(selective abstraction)
自分が関心のある事柄にのみ目を向けて, そこから結論づける.
(例) 木をみて森をみず
4 ) 過大視(magnification ) 一過小視(minimization)
自分の関心のあることは人きくとらえ, 自分の考えや予測に合わない郡分はこと
さらに小さくみる.
(例) 自分は話べただと思っているため, スピーチがうまくいかなかったときばか
り思い出し, 内容が良いと褒められたことを取るに足らないことと思う.
5 ) 極端な一般化(overgeneralization)
少ない事実から一般化する.
(例) 2 回ほど続けて失敗すると, 自分の人生は失敗の連続だと考える.
6 ) 情緒的な理由づけ(emotional reasoning )
そのときの白分の感情から現実を判断するなど.
(例) 落ち込んでいるとき, すべての状況を希望のないものに思う.
7 ) 肯定的側面の否定(disqualifying the positive)
(例) 自分の大きな長所を否定して, たいしたことないと無視する.
8 )~ べき思考(should statements)
~すべき,~しなければならないと考える.
(例) 主婦は完璧に家事をこなし, 子どもを育てるべきだ.