効能効果、用法用量等に違いのある後発医薬品(ジェネリック)リスト

http://www.jga.gr.jp/pdf/Effect%20correction%20list.pdf

効能効果、用法用量等に違いのある後発医薬品リスト

 

平成22年9月10日 現在 日本ジェネリック製薬協会 


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効果も効能もまったく同じだと言い張るほうにやはり無理がある


むしろ 効果効能に多少の違いがあり、副作用にも多少の違いがあることを前提にして

それをうまく利用する態度がよいのではないかと思う

 

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薬剤の科学化合物としては一応共通のものとしても、
それをカプセルに詰めたり、錠剤に固めたり、あるいは貼り薬にしたり、軟膏にしたり、
そのあたりの技術には違いがある
 たとえば、貼り薬はヒサミツ製薬の技術が優秀でなかなかまねができないとか
 似たような錠剤を作っているが消化管からの吸収の時間と濃度に違いがあったり
 あるいは便秘とか下痢の副作用の点で違いがあったり
 それも一概には言えず、人によって違いがあったりもする
 従って、そのような特性をあらかじめ考慮して処方すればうまくいく
 当方として困るのは院外処方薬局で
 ジェネリックだから取替え可能という理屈で勝手に取り替えられることだ
 必ずしも取替え可能ではないのだ
 取替え可能な場合が大部分ではあるのだが、時に取り替えるとうまくいかない
 吸収の時間経過に違いがあることも不都合なのではなくてむしろ利用できることだと考える
 人によって速い、遅い、強い、弱いを微調整できるので、先発薬を標準として考えても
 さらに微細に調整できるのでやはり使い方にコツがある
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 そんな話はあるものの、一方で、固める技術とか詰める技術の話ではなくて、
 正味の薬剤そのものの問題も多少はあるのかもしれないといわれている
 会社によっては正味の薬剤部分を輸入しているらしく
 その場合には製造プロセスの検証などもややあいまいになる
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 新薬と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が同一であり などと言われているのだが
 同一という検証の厳密さについては疑問がある
 むしろ少しずつ違うということを前提に、また値段も違うことを前提に、使用したらよいと思う
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 自分で製造せずに輸入してそれを製品にしてもいいはずだったと記憶しているが
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各個人での消化吸収の程度、肝臓での代謝酵素の程度、病状の程度、体重や体脂肪割合の程度などを考慮して
さらにその人がどのタイミングで何の目的で薬を飲むかで
最適の薬は違う
粗悪品で効きが悪いものは
それなりに使い道もあると思う
安いのだから未知の副作用が発生する割合も承知していただいて飲めばいいという結論に厚労省としてはなるのだが
先発品と同じと印象づけて宣伝している点が問題だ
iPodとサムスンが「同じ」だ言っているのに近くて
どう見ても違うでしょう
「似たようなもの」だから安い方にしたら?と言えば嘘はない