薔薇色の頬-2

あまりに白く血管が透けて見えるほどの肌が 朝日の粒を跳ね返して 私を再び誘惑している 寝ているのに お前は反応して頬が染まる 窓からゆっくりと羽田に降りる飛行機が見えている これで私は報われている 私のための白い薔薇


太陽電池人間

太陽電池飛行機ができたのなら 次は太陽電池人間で つぎは葉緑体人間だろう そのつぎは植物や動物と一緒に暮らす人間で 今と同じ ーー 今の人間は昔、ミトコンドリアと合体したようだ